京都の長い歴史は絶え間ない「ひととき」の積み重ねです。香りや音楽はほんの「ひととき」を楽しむためのものです。そして、このふたつが出逢うとき、 人生は少しだけ 豊かになると思うのです。
「金の百合亭」とは、 ロッシーニのオペラ「ランスへの旅」の舞台となった宿の名前です。フランス王シャルル10世の戴冠式のために世界中の人が集い、楽しい時間を過ごしたこの宿のように、みなさんにとって大切な『ひととき』が素晴らしい思い出となってここに刻まれることを願って…どうぞごゆっくり、お寛ぎください。
店内の音楽はクラシックが主で、バロックから現代まで、特にジャンルは決めていませんが前期ロマン派くらいまでが多いかもしれません。流れている曲についてはモニターで表示しています。
※平日の夜などであれば、音楽はお客様のお好みに応じることも可能です
スピーカーは、マグネパンMG1.7というプレーナー型、アンプはニューフォースのIA-18というデジタルアンプを使用しています。スピーカーの特徴としては、高さが1660ミリもあるもので全域クワージリボン型を採用しているため非常にリアルで押しつけがましくない音がします。長年演奏活動をしてきた私のこだわりの部分です。アンプも色づけのないドライブ力のあるものです。高級オーディオセットから流れる美しい音楽を楽しんでいただければと思います。
八坂神社のすぐ近くで祇園交差点にあるためどうしても外の音も聞こえますが、通常は気にならないよう、防音用の2重サッシを取り付けています。
インテリアは木と漆喰が基本で清潔感のあるものをセレクトしております。
カウンターはウォールナット(栗)の一枚板で、美しい木目と質感にくつろぎを感じていただければと思います。また、天井は、梁が80年以上前の太くて立派なものでしたので皆さんにご覧いただけるよう露出させたこともあり、京町屋の2階でありながら圧迫感のない高さとなっています。
椅子はカウンターを除き肘付きのゆったりしたものとしました。
コーヒーは京都の老舗小川珈琲から仕入れ、ご注文を頂いてから豆を挽いて丁寧にドリップしています。また、当店ではエスプレッソに力を入れており、本格的なイタリアンエスプレッソをお楽しみいただけます。イタリア人やフランス人のお客様からもご好評を頂いております。
紅茶はイギリスはウィッタードのダージリンとアールグレイ、フランスのマリアージュフレールのボレロ、オペラ、マルコポーロといったフレーバーティーをポットとティーウォーマーのセットでご提供しております。
ソフトドリンクではレモネード、ジンジャーエールを自家製でご提供しており、レモネードはほんのりすだちが香ります。
料理は、生パスタと自家製カレーが中心です。卵たっぷりでデュラムセモリナ粉を使った生パスタは当店の手打ちです。これに合わせるソースはボロネーゼとカルボナーラです。ボロネーゼはオリーブオイルで油ぬきしたミンチをワインとフォンドボーでしっかり煮込んだリッチな味です。カルボナーラは、乳脂肪分の高い生クリームを使用しコクのあるものとなっています。
カレーは、じっくり炒めた飴色玉ねぎをベースにガラムマサラ粉やカレー粉で味付けし、クミンシード、ココナッツミルクなどで味を調えた本格的なものです。
詳しくは、メニューのページもご覧ください。